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統合失調症

脳の機能が障害され、普段の思考や行動とは異なるものが現れます。発症年代は10代から30代と若く発症頻度は100人に1人の割合で、決して珍しい疾患ではありません。「治らない」というイメージがあるかもしれませんが、適切な治療を継続することで日常生活をおくることができる患者様はたくさんおられます。

原因

原因ははっきりとはわかっておりませんが、遺伝的、環境的要因があると言われています。脳内神経伝達物質の過剰や、幼少期の発達過程における心理的ストレスが関係しているのではないかと推測されています。

症状

症状は大きく陽性症状と陰性症状の2つに分けられます。初期の急性期に現れるのが陽性症状です。特徴的な症状は妄想です。「世界が終わる」、「誰かに見られている」、「命が狙われている」などの被害妄想や、「声が聞こえる」幻聴などの幻覚症状、支離滅裂な言動などの思考障害があげられます。このような状態が数週間から数ヶ月続きます。その後、慢性期(消耗期)にはいり、非活動的になる陰性症状が現れます。この時期は、急性期のような激しい症状は落ち着くものの、倦怠感、眠気、意欲低下、自閉などが現れます。この時期はは数ヶ月続きます。その後回復期となり、症状は落ち着いてきますが、数年から数十年に渡り、その間に再発してしまう可能性もあります。

治療

治療は薬物療法が中心となります。家族や周囲の協力もかかせません。本人の不安を理解し、共感を持って接することが重要です。必要な場合は本人やご家族に心理療法も行います。

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